美しく斬新な作品で、各方面から注目されている、フラワー・アーティスト東信さんをお招きしての、『WHO’S AT THE BAR』。第二回目の今回は、東さんとお酒の関係についてお伺いします。

−−前回、フレッドペリーのオンラインキャンペーン『WHY?』についてのお話をお伺いしたのですが。ボンベイ・サファイアはこのキャンペーンで、やはり月桂樹をモチーフにしたコラボレーション・カクテルをご用意させていただいたんです。
東:それは素晴らしいですね!僕、大の酒好きなので、すごく楽しみです。
−−お酒は日頃、よくお飲みになりますか?
東:飲みますねぇ、大好きです。コミュニケーションツールとしてもこれ以上のものはないし、僕にとっては人生の一部、必要不可欠というかんじです。僕は生まれが九州で、家族もみんな酒豪ばかり。「大人は酒を飲むもの」「酒は楽しいもの」って、小さい時からごく当たり前に見て育ってきたから、良いイメージしか持っていないんですよね。
−−どのようなシチュエーションで楽しまれることが多いですか?
東:もちろん人と会って飲む、食事の時に飲む、いろんな場面がありますが…ああ、花屋はね、朝が早いでしょう?だから一仕事終えて、まだ日が高い明るいうちから飲むのも好きですね!そういえば、ボンベイ・サファイアは僕にとっては結構 “お昼のイメージ”なんですよ。
−−それは興味深いご意見ですね!
東:昼間から焼酎っていうのはやっぱり違うじゃないですか(笑)。ボンベイ・サファイアは香りも豊かで味も爽やかでしょう。ライムをぎゅっと搾ったりして飲むと、清涼飲料水の感覚で気軽に飲めちゃうんです。ボンベイ・サファイアは味も見た目もクリアで軽やかな印象だし、ボトルの色も透明感があって、夜眺めるのも素敵ですけど、日射しの中にあるのもすごく似合うと僕は思うんですよ。

−−こちらが、その「ローレル コリンズ」です。サファイア・コリンズというカクテルをベースに、フレッシュなローリエ(月桂樹)の風味を加えたカクテルとなっています。今のお話にまさにぴったりな感じのカクテルですが、いかがですか?
東:まず、すごく香りがいいですね!植物の香りを大切にしているのがすごくよく伝わってきます。ボンベイ・サファイアは好きで、普段もよく飲むんですが、ボンベイ・サファイア自体に、特徴的な香りが既にあるのに、ローリエの香りが少しもバッティングしてない。お互いを生かしあってますよね。
−−こちらのカクテルを作られた、『BAR RAGE』のミクソロジスト・一守さんも、その点については心を砕かれたと伺っています。
東:フラワー・アレンジメントでも、香りはとても重要なファクターなんですよね。たとえばヒアシンスとフリージアの組合せでアレンジしようとしても、ただ合わせるだけでは、お互いの香りが強すぎて上手くいかないんです。いくらビジュアルとして美しく作れたとしても、やはり香りも花の一部、生命感を感じさせる大きな魅力のひとつですから、香りの面でもきちんと調和していないと本当の花の美しさは表現しえない、と僕は思っていて。
−−なるほど、深いお話ですね。見た目だけを整えても、それは表面的な美しさにすぎないということですよね。
東:ええ。やっぱりそこは忘れたくない部分です。ああ、味もシンプルで美味しいですねー!すごく飲みやすい。クセがないわけじゃないのに、ほのかに甘さもきいていて…。この独特さはなんだろう?
−−たぶん、ローリエ・シロップではないかと。こちらのバーで、天然のフレッシュローリエを煮出して作られる、自家製なんだそうです。
東:ああ、それだ!ただ甘くしてあるんじゃなくて、全体としてすごくまとまりがある。レモンの酸味もきいてるし、後味も爽やかですよね。やっぱり、ドライのローリエじゃなくて、生の葉を使ってるからいいのかな。ああ、葉といえば、こうしてローリエの葉が入っているのもいいですよね。僕、モヒートなんかでも、葉がいっぱい入ってるようなのがすごく好きなんです、むしゃむしゃ噛みながら飲むような(笑)。目も楽しませてもらえるし、アレンジの面でもインスパイアされたりします。
−−カクテルが、フラワー・アレンジメントの参考に?
東:ええ、すごくなりますね。僕、実はお酒って最高のフラワー・アレンジメントだと思っているんです。
−−「お酒が最高のフラワーアレンジメント」!!それはどういう理由で?
東:だってお酒って、例外はもちろんいくつかあるにしても、日本酒にせよビールにせよウイスキーにせよワインにせよ、みんな植物が元になってるでしょう?植物を“アレンジ”した表現として、ある意味究極のものなんじゃないかなって。
−−言われてみれば、確かにそうですね!
東:こうして、美しい形のグラスに、透明な液体、氷、そして緑の葉。アレンジメントとして考えても、すごく綺麗で洗練されている。そのうえ飲んでも美味しいし、楽しい気分になるし。人と人とのコミュニケーションも助けてくれる、やっぱり最高じゃないですか!(笑)
日々の至るところに息づく、花や緑の楽しみ方。「お酒は最高のフラワー・アレンジメント」とおっしゃる、東さんによって新しいカクテルの楽しみ方がまたひとつ増えた気がします。次回の『WHO’S AT THE BAR』では、東さんがフラワー・アーティストになられたきっかけのお話などをお伺いしたいと思います。お楽しみに!
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取材場所:BAR RAGE銀座プラーザ店