ヴァイオリニストの五嶋龍さん、二度目のご来店になります。今回は、日頃どんなふうにお酒を楽しんでいらっしゃるのか、天才ヴァイオリニストであり、ハーバード大学の学生でもある五嶋さんのプライベートに迫ります!

−−前回、お酒はひとりで飲まない、というお話がありましたが。やはり日頃は学校のお友達とわいわい大勢でお酒を楽しむ、という感じでしょうか?
五嶋:そうですね。大抵は週末になりますけど、食事のついでにみんなで連れだってバーに出ていったり。学校でラクロスのサークルに入っているのですが、そのサークルの仲間達とみんなで週末にパーティをするんです。そういった場面でお酒を飲むのが一番多いですね。パーティの時には、カクテルを自分で作ってみんなに出したりもしますよ。かっこつけたい時なんかに(笑)。
−−(笑)。そういう時は、五嶋さんはどういったカクテルをお作りになるんですか?
五嶋:ほとんど自己流のオリジナルカクテルですけど、キール・ロワイヤルとか、ザクロのカクテルなどが好きですね。お酒はお酒の味がしないとイヤなんですよ。これってアメリカで暮らしているせいか、アメリカはやっぱり“ロック”の文化だから。基本的に甘過ぎるカクテルっていうのが苦手なんです。
−−今回、五嶋さんにお飲みいただいているカクテルは、『スリーピング・ビューティー』というオリジナル・カクテルなのですが。お味はいかがでしょうか?
五嶋:はい、美味しいです。バランスが凄く良いって感じで。パイナップルのシロップが結構きいてるんだけど、ボンベイ・サファイアの味ととてもマッチして、スッキリしてますよね。香りも良いです、爽やかで。

−−『スリーピング・ビューティー』っていうカクテル名や、ビジュアルからだと女性向けっぽい雰囲気ですが、味はなかなかに硬派なカクテルですよね。
五嶋:はい、これはちゃんとお酒の味がします(笑)。普通、こういうフルーツ系のカクテルだと、極端に甘くしてあったり、サワーでせっかくのお酒の味が隠されちゃっているのが多いけど。これはそんなことなくて、すごく美味しいです!
−−演奏旅行の際に各国を旅行されたりとか、またこうやって日本にいらしたときなんかは、いろいろ日頃と違うお酒にも出会う機会が多いでしょう?
五嶋:そうですね。今はやっぱり、日本ならではのジャパニーズカクテルにハマってます。日本酒がベースのものとか、あと焼酎。芋焼酎だとかお米のものとか、たくさん種類があるからいろいろ飲んで試したくなりますね。カクテル以外だと、ビールなどは国によって本当に味が違うから、飲むのが楽しい。
−−お酒は本当に、その土地土地の個性がありますよね。何百年も昔から伝統的に飲まれているものもあれば、流行や人の好みに合わせて新しいものもどんどん生まれてますし。
五嶋:ニューヨークにあるベルギー料理のレストランに、世界中のビールが何でもあるお店があるんですよ。自分でも選べるし、ソムリエみたいな人がちゃんといて、ワインを選ぶように、料理と合わせてペアリングしてくれたりもして。この間そのお店で、アルコール度数が10.5%くらいある珍しいビールを飲みました。もうここまでくると、ビールとシャンパンの間って感じでしたね。

−−お話を伺っていると、知識も豊富でらして、相当お酒にはお強いイメージですが。
五嶋:弱くはないと思います。まあ普段は、学校のほうが結構忙しいんで毎日飲むわけにはいかないし(笑)、日々飲まずにいられないほどお酒好きってわけでもないですが。でも、テストが近くなったりすると、飲みたくなるんですよね、お酒って(笑)。
−−じゃあ、そういったことから解放されたときは、仲間達とパーッと(笑)。
五嶋:そんな感じです。酔いたいなって思う時には、テキーラとかキツいお酒を敢えて飲んだりもします。ボンベイ・サファイアも好きですよ。他と違って、香りが独特だから、印象に残りますよね。そういえば、以前、学校の先輩が「美味いロングアイランド・アイスティーを出す店があるんだ、連れていってやる」って言い出して。
−−ロングアイランド・アイスティーといえば、ウォッカベースで、ジンやテキーラなんかも入った、かなり強いカクテルですよね。
五嶋:そうそう、それです。で、先輩の言ったそのお店は、ニューヨークのブルックリンにあって、ちょっと遠いんですけど。友だちみんなと一時間くらいかけて歩いて(笑)、そのお店までわざわざ飲みに行ったことがありました。でも評判通りに、本当に美味しかった!
仲間達とのリラックスした時間を、より一層豊かにしてくれるお酒との関わり方。忙しい日々の合間を、上手に楽しまれているその様子がこちらにも伝わってきて、伺っているだけでこちらまで楽しくなりますね。次回は引き続き、プライベートについてのお話をお伺いします!お楽しみに!
取材場所:マンダリン オリエンタル 東京「マンダリンバー」