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WHO'S AT THE BAR

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きっかけをくれる一杯 ボンベイ・サファイア コリンズ 爽快なソーダの泡のなかに立ち上る、詐害あの豊潤な香り。広がる新しい世界は、飲む人のインスピレーションを鮮やかに刺激します。心躍る予感と、洗練された味わい。シンプルなのに奥深い、ボンベイ・サファイア コリンズを、あなたに。

ヴァイオリニスト 五嶋龍さん vol.1
クラシックとお酒は相性が悪い?

August 13, 2009

弱冠7歳にしてコンサート・デビュー。以来、日本国内のみならず世界各国の有名オーケストラと共演、世界中の著名な指揮者たち、世界中のオーディエンスから愛され、最高の賞賛を浴びてきたヴァイオリニスト・五嶋龍さん。プライベートでは現在、アメリカ・ハーバード大学で物理学を専攻、また空手の有段者としても知られています。
幼い時から文字通り「天才」の名を欲しいままにしてきた五嶋さん、「WHO’S AT THE BAR」では、この夏コンサートツアーのために日本に来日、21歳になられたばかりの五嶋さんをお招きして、ヴァイオリニストとして、また現在の等身大のご自身について、いろいろとお話を伺います。

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−−まずはこの6月にリリースされたアルバム『The Four Seasons』についてのお話をお伺いしたいのですが。ヴィヴァルディの「四季」といえば、弦楽曲の王道中の王道、そういった曲を今回選ばれた理由というのは何かあるのでしょうか。
五嶋:ヴィヴァルディの「四季」は、去年6月、オルフェウス室内管弦楽団がジャパンツアーをしたときに僕がソリストとして参加して、一緒にやったというのがまずあって。アルバムの曲目は、その後、9月か10月頃に決めたのですが、その時はもう自分も周りも「ヴィヴァルディがいいんじゃないか」って、すぐに意見が一致しましたね。他にはない、という感じでみんなの気持ちがひとつになったし、その選択にはフィット感がありました。「四季」って、みんなが知っていて親しみがあるし。シンプルに、聞いていて気持ちが良い曲だから僕自身も好きだし。

−−誰にも耳に馴染みがあって有名な曲というのには、もちろんそういった曲だけが持つ強みというのもあると思うのですが、演奏するにあたって、そういった曲だからこそのご苦労などもあるのでしょうか?
五嶋:演奏するにあたってというのは、特に無かったですね。「四季」は誰もが知ってる、誰からも愛されている曲で、あの有名なフレーズには、弦楽器の良いところがすべて表現されてる。そういう曲に対しては、解釈よりも“音の質”のほうが大事だなと思って。新しい今までに無い解釈をそこに加えることよりも、単純に「そこで良い音が鳴っているのかいないのか」のほうが僕にとっては重要だったし、たぶん聴く人もそうした体感的な聴き方、味わい方をするだろうというのがあったので。

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−−では、演奏というよりも、レコーディング・・・録音のほうに重点を置かれたといった感じでしょうか。
五嶋:ああ、それはそうですね!普段のレコーディングでは、僕はサウンドプロデューサー、エンジニアの人たちにほとんどを任せるようにしているんですけど、今回は積極的にコミュニケーションをとりました。どうやったら、あの「四季」のフレーズを、誰の耳にも気持ちのいい音色として響かせることができるかみたいなことを、ずっと考えて。

−−今回のアルバムでは「四季」の他にもパガニーニの楽曲が収録されていますが。この組合せのアイデアはどこから?
五嶋:これも特に何って理由があるわけではなくて、ここにパガニーニがあったらいいんじゃないかって、ただ合わせたくなった、という感じなんです。で、実際やってみたらそんなに変じゃなかったから(笑)。

−−今回のアルバムは、ポーランドのワルシャワでの録音ということですが。
五嶋:そうです、ちょうど今年の初め頃、ワルシャワのスタジオでレコーディングしました。ワルシャワは日本ともアメリカとも雰囲気が全然違うし、自分としても新鮮でしたね。街の風景なんかも旧ソ連の風情がまだまだ残っていて、僕が行ったのは真冬だったってこともあるし、こうどこかインダストリアルというか・・・環境も、オーケストラの音も、ずっしりと重厚感がありました。

−−そういった、ワルシャワでレコーディングしたということや、オーケストラの違いによって五嶋さんご自身が影響されたり、演奏に変化が出たりといったことはあるのでしょうか?
五嶋:うーん、特には。そういうことは無いと思います、というか、違うのが当たり前だから(笑)。どんな環境でもいろいろある。それは日本であってもアメリカであっても。だから、何でもいいわけではもちろんないけど、どこで誰と組んでも、僕自身が大きく影響されたり目に見えて違ったり、ってことは逆に無いと思います。どんな場所でもどんなオーケストラでも、元々あるものを活かしつつ変化させる、フレッシュに響かせるにはどうしたらっていうところを目指している感じかなあ。その場所、そのオーケストラにしかない個性というものがあって、そうした個性と僕の個性が組み合わさった時に生まれるものが大事なので。

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−−なるほど。五嶋さんらしい、自然体でレコーディングには臨まれている感じなんですね。ワルシャワでは、プライベートを楽しむ時間はありましたか?たとえば夜遊びしたりだとか(笑)
五嶋:そうですね、少しは(笑)。今回は、スケジュール的にそう余裕があるわけじゃなくて、レコーディングも毎日組まれてたんで、さすがに朝まで騒いだりとか、ハメを外すってことはなかったけど(笑)。

−−そういった仕事の場面で、お酒を飲まれたりといった機会は多いほうですか?
五嶋:どうだろう、仕事では多くはないかな?僕、お酒の一番いいところ、僕が好きなポイントというのはソーシャルな面なんですね。誰かと一緒に楽しむ、コミュニケーションのツールとしてお酒がある。プライベートでも、ひとりでは飲みませんし。でも仕事でそういう機会が多いかと聞かれると、意外とそうでもないかもしれませんね。そもそもクラシックとお酒って、あんまり相性よくないんじゃないかと思うし(笑)。

−−相性悪いでしょうか?それは少し意外な・・・新鮮な意見という気がします。この「WHO’S AT BAR」でも過去いろんなミュージシャンの方に来ていただいてますが、音楽とお酒というのは基本的に縁が深いものというイメージがあります。
五嶋:ロックやジャズだったら、あるかもしれないですよね。コンサートやライブの間にお酒を楽しんだりとか、主催の側もサービスとしてそういうものをお客様に提供するということも多いし。でもクラシックのコンサートでそんなふうに、たとえば幕間でお酒を出したりしたら・・・みんなそのあと眠くなって寝ちゃうじゃないですか!(笑)

類い希な才能を持ったアーティストのオーラを放ちつつも、クールに仕事をこなすプロフェッショナルといった落ち着いた語り口調。その中に時折のぞく21歳の青年らしい茶目っ気溢れる笑顔が何とも魅力的な五嶋さん。次回は、ご自身とお酒とのつきあい方についてお話を伺います。お楽しみに!

取材場所:マンダリン オリエンタル 東京「マンダリンバー」

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