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WHO'S AT THE BAR

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きっかけをくれる一杯 ボンベイ・サファイア コリンズ 爽快なソーダの泡のなかに立ち上る、詐害あの豊潤な香り。広がる新しい世界は、飲む人のインスピレーションを鮮やかに刺激します。心躍る予感と、洗練された味わい。シンプルなのに奥深い、ボンベイ・サファイア コリンズを、あなたに。

建築家 中村拓志さん vol.3
グラスから生まれる光の体験とは

March 19, 2009

3回目の登場となる建築家の中村拓志さん。前回はここニホンバシイチノイチノイチに込められた思いを語ってくれました。さて、今回は約束していたバーのお話。実は今、自分が手がけたいと思っているのも、バーのようで‥‥。

--個人的にもバーってよくいらっしゃいますか?
中村:好きですよ。

--中村さんにとって、バーに行く楽しみってどんなことなんでしょう? やっぱり美しい女性と一緒にお酒を飲むこととか(笑)。
中村:バーではいつも光を見ていますね、美人を見ていると言うより(笑)。僕は常に光というものを大事に空間造り、建物造りをしているのでバーでもやっぱりそこが一番気になっちゃうんです。

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--建築家目線ですね。バーで光と言うと、照明の当たり方とか位置を見ているんでしょうか?
中村:確かに建築家としての習慣みたいなものかも知れません。照明がどこにあってどんな光が何に当たっているのか、そんな光の作用をいつも気にしています。特にグラス。僕がバーで一番よくしている行為はグラスを見つめることかも知れない。

--確かにグラスや飲み物に光が当たる様子はとても美しいし、バーの大きな楽しみのひとつですよね。つい見入ってしまう人も多いのではないでしょうか。
中村:僕はいつも照明にグラスをかざして、氷と液体が溶けていくのを眺めています。氷というハードなものと、液体というソフトなものが混ざり合っていく。そしてそれがグラスの中で光を放っているのを見るのが好きなんですよ。実は、今一番手がけてみたいのもバーなんです。

--中村さんが考える、バーってどんなものですか?
中村:以前僕は、ホテルニューオータニのロビー階に「HOYA CRYSTAL ROOM」というクリスタルガラスのショップを造りました。その時の原理を今度はバーでやってみたいんです。

--是非詳しく聞かせてください。
中村:「HOYA CRYSTAL ROOM」の場合、主役はなんといってもクリスタルです。そこでクリスタルに強いピンスポット照明を当て、それが光輝くことで魅力的な存在であることを表そうと思ったのです。でも普通のハロゲンランプの照明を天井から約2メートル下のテーブルに当てるとなると、どんなに絞っても光の輪は直径およそ1メートルの大きさになってしまいます。でもその絞りでは、ガラスのカッティング模様に乱反射する光と影を照明自体が消してしまうし第一、光が弱すぎる。そこで僕は光ファイバーに小さなレンズをつけた照明を採用しました。それにより、照射距離が2メートルほどでも光を直径4センチまで絞ることが出来るようになったんです。このピンスポットをクリスタルに当てることでどんな変化が起こったと思いますか?

--ものすごく強い光が一点に当たるようになったんですよね。一体どんな変化なんでしょう。
中村:グラスの外周よりもさらに小さく絞って光を当てると、グラス自体が光源のように輝きだしたんです。しかもガラスのカッティングによってさまざまな影の模様まで生まれました。僕はそんな仕掛けのバーを作りたい。長いバーカウンターに直径4cmの光ファイバーの光の輪がポツポツと反復していて・・・

--その光ファイバーによる小さくて強い光へグラスを持って行くと、今度はグラス自体が輝き出すというわけですね。
中村:そうです。それもグラスのカット、中の飲み物や氷によって表情は全く異なると思います。自分がオーダーした一杯から一体どんな光の景色が生まれるのか。ただ飲み物を味わうだけじゃなくて、そんな悦びもこのバーでは生まれると思うんですよね。

--普段人は、次は何を飲もうかと考えを巡らせてオーダーをします。けれど中村さんが話していたバーのような所だったら、それにプラスしてこんなグラスで飲んだら、どんな光の文様が生まれるのかというおもしろさもありますね。飲み物だけでなく、グラスの選択という楽しみが増えると。
中村:良いアイディアでしょ(笑)。僕は、バーでは味だけではなくグラスから生まれる光の体験も合わせて、飲み物として存在して欲しいんです。

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--大人にだけ許されるドラマな体験ではないでしょうか。でも考えてみたら、一番素敵な形で飲み物を楽しめる場所がバーなわけですから、そこにドラマチックな演出があるのはとってもふさわしいことですよね。中村さんがやりたいと思っている、光までも味わうバーで是非お酒を飲んでみたいです。ところで中村さんは普段どんなお酒を飲むんですか?
中村:お酒はあまり強くないけれど、お酒を飲む空間や場の雰囲気は好きですね。自宅にもいくつかボトルがあります。ボンベイ・サファイアもありますよ。

--ご自宅で飲むお酒としてボンベイ・サファイアをセレクトしたのはどんな理由からですか?
中村:やっぱり一番はこのボトルのデザインですね。部屋に置いていて様になる。そして、淡いブルーのボトルに照明が当たるときれいなんですよ。

--そこもやはり“光”なんですね。ところでジンって非常に男っぽいイメージのお酒が多い。男性建築家というと、これまたハードなイメージがついて回る気がします。中村さんとボンベイはともに、そんなハードなイメージとはまた違った印象がありますよね。やわらかさとかしなやかさとか。
中村:あまりオトコオトコしたハードなイメージは、僕にはないかも知れませんね。自分が生み出す作品に関してもそれは言えると思います。女性的なエレガントなものも興味ありますし。


バーでお酒を飲んでいても、ついつい建築家的な視点が働いてしまうという中村さん。では若手建築家として最も注目される彼のプライベートは一体どんなものなのでしょう?
次回はプライベートで気になったこと、興味があることについて語ってもらいます。

取材場所:「ニホンバシイチノイチノイチ」

text by: TANAKA Toshie


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