元来、バーは気軽に酒を飲む場所であり、そのあり方は昔も今も変わりない。とはいえ、慣れない場所に初めて踏み込むに勇気がいるのは、バーに限らず当然のこと。そんな「誰もが感じる、バーの最初の“敷居の高さ”を無くしたい」と語るのが、「BAR FRAU」寒河江佳史氏。
青山の街を見下ろす絶好のシチュエーションで、グリル(レストラン)とバーをブリッジで結ぶ大胆なデザインを持つ「TWO ROOMS GRILL | BAR」。
英語に「haven」(ヘイヴン=「安息の地、避難所」)という言葉がある。うっかり「heaven」(ヘヴン=「天国、極楽」)と読み違えてしまう人もいるが、六本木のBar HYGGEを語るうえでは、そのどちらもが言い得て妙であるから面白い。実際、ここは六本木の喧噪からひとときの間、身を隠しおおせるための「避難所」であり、また心和ませる雰囲気のもと、心ゆくまで美酒に酔いしれることのできる、地上7階の「極楽」でもあるのだ。
2005年の綺羅星のような登場もまだ記憶に新しいが、世界に誇るラグジュアリーホテルとして、東京を象徴するランドマークとして、すっかり定着した感のあるマンダリン・オリエンタル 東京。その37階にあるマンダリンバーも、バーを愛し、酒の真の味わい方を知る人々にとって、真っ先にその名が上がる店のひとつとなっている。