元来、バーは気軽に酒を飲む場所であり、そのあり方は昔も今も変わりない。とはいえ、慣れない場所に初めて踏み込むに勇気がいるのは、バーに限らず当然のこと。そんな「誰もが感じる、バーの最初の“敷居の高さ”を無くしたい」と語るのが、「BAR FRAU」寒河江佳史氏。

青山一丁目駅から徒歩3分という好立地、外苑東通りから一歩入った静かな路地に佇む「BAR FRAU」。ドアを開くと、青山らしい都会的なスタイリッシュさはそのままに、柔らかく有機的なインテリアが醸し出す雰囲気が、バーに対する先入観や気負いを即座に打ち消してくれるはずだ。
誰か親しい友人の家にいるかのような気軽さ、居心地の良さがありながら、オーセンティックなバーにひけをとらない本格的な酒が味わえる。

カウンター席もすべてソファが設置され、ひとりでも長い時間、心ゆくまでくつろげる配慮もなされている。カクテルのオリジナルオーダーにも応えてくれるフランクさ、寒河江氏自ら手作りのフードメニューが充実しているのも嬉しい点だろう。
仕事帰りに軽く一杯だけ飲みたい時にも、早い時間から食事も含めてゆっくりしたい場合にも。あらゆるシーンに対応してくれる懐の深さが、リピーターを多く惹きつける。
「バーの愉しみ」とは何だろうと考えた時に、出される酒やサービスのクオリティが重要なのは間違いない。しかし、たとえば青山にそんな“気の利いた場所”をひとつ持っていることの贅沢、というのもまたそのひとつではないだろうか。そんなことを思わせてくれる、「BAR FRAU」である。
●BAR DATA:
BAR FRAU
東京都港区南青山1-8-15 2F
OPEN 18:00 /CLOSE 27:00(土は24:00まで)
日・祝休