ヘビ(HEBI) フレキシブルなチューブが、自在に曲がる。シェードも360度回転するので、テーブルランプとしてはもちろん、間接照明やスポットライトとしても活用できる。商品名の説明は不要だろう。イタリアのメーカー「ヴァレンチ」が、全世界で販売する時の名称も「HEBI」である。こんな画期的なフレキシビリティを備えた名品が生まれたのは、今から40年近くも前のことだ。
第9話 定番グラスで楽しむ、大人のカクテル。 オールドファッションドグラスと呼ばれるグラスをご存知だろうか。日本語に訳せば、古風なグラスという程度の意味になる。実物を見たらなんだと拍子抜けする人も多いかもしれない。いわゆるロックグラスのことである。容量は小さいものでおよそ180ml。背が低く幅広で、大ぶりな氷がゆったりと入る。ジンをオンザロックで楽しむ時はもちろん、このグラスで供されるジンベースのカクテルも意外なほど多い。
カクテルをデザインする上で、グラスは非常に大きな存在である。 「ボンベイ・サファイア デザイナーグラス コンペティション2008」のグランプリ発表を間近に控え、今回は「グラス」へのこだわりにスポットをあててみる。
平茶わん ちょっと浅くて広い形が、何よりも印象的なめし茶わんである。磁器の清楚な瑞々しさ。古代メソポタミア由来の彩釉を取り入れたという素敵な模様が、器の内側にもあしらわれている。煮物やデザートにも似合うのだろうが、やはりご飯を食べてみたい。暖房設備が整ってご飯が冷める心配がない現代、茶わんはもっと浅くてもいいのではないかという考えが、この新しい茶わんを作った。発表は1989年。持ちやすさと食べやすさは、今でも充分に新鮮だ。絵柄は200種類以上もあるので、選ぶ楽しさも尽きない。