第5話 ギムレットには早すぎる 前編 小説に登場する印象的なカクテルは、たびたびその物語を忘れ難いものにしてくれる。レイモンド・チャンドラーもお酒とカクテルをこよなく愛した作家であり、特に有名なのが『The Long Goodbye』(ロング・グッドバイ/長いお別れ)に登場する表題の名文句だ。
アンブレラ スタンド F.1.86 一見したところ、普通の傘立てのようでもある。しかし実際ここに傘を何本か立ててみると、あら不思議。ポリッシュ加工のリングが、あたかも傘を束ねながら宙に浮いているように見えるのだ。これはひとつのマジックである。
第四話 ほろ苦いジントニックは熱帯の味。 人類200万年の歴史において、死因の最たるものはマラリアであるという。ハマダラカという蚊によって媒介される伝染病で、現代でも世界中の感染者は年間8億人を数える。日本にもかつては土着マラリアが存在し、あの平清盛もマラリアで命を落としたといわれている。地球温暖化で日本がどんどん亜熱帯化するとなれば、再び身近な脅威となる日も近いかもしれない。
あかり(AKARI) 純日本風を思わせるが、それだけではない。伝統的な提灯のようでいて、モダンな抽象性も兼ね添えている。不規則な竹ひごの骨格、和紙の縮みや皺による視覚的な温もり。点灯すると、光は柔らかく室内に広がって満ちる。20世紀の偉大な彫刻家、イサム・ノグチの手による光のオブジェ「あかり」は、世紀を越えて愛されている照明デザインの傑作だ。