前回のBAR BUZZでは、インテリア・ショップhhstyle.comが主催する、第3回グリーンチャリティオークション。ボンベイ・サファイアも協賛したそのオークションと、今回の出展作品、デザイナー森田恭通氏デザインのチェア「camouflage la chaise(カモフラージュ・ラ・シェーズ)」についてお伝えした。
今回は、その出展作発表イベントでも大好評を博した、イベント限定のオリジナル・カクテルについてリポートしたい。
日本のデザイン界を牽引するデザイナーや建築家、その関係者が多く集まった今回のこのイベント。会場の一角にボンベイ・サファイアのブースが儲けられ、このプレミアムチェアにちなんだオリジナル・カクテルが招待客に振る舞われた。その名もチェアと同名の、「カモフラージュ・ラ・シェーズ」。森田氏の発案でボンベイとのコラボレーションで生まれた美しいペールグリーンのカクテルは、まさに緑をテーマにしたチャリティに相応しい一杯だ。このカクテルが創られた経緯を、森田氏に伺ってみた。
「今回、ボンベイ・サファイアが協賛してくださるということで、せっかく一緒にやるのならリンクして、なにか楽しいことをやろうよって話になったんです。このチャリティは緑や自然がテーマだし、ボンベイ・サファイアもボタニカルを多用したジンとして知られている。そもそも、ジンベースのカクテルには、ハーブがモチーフのものって多いでしょう?そんなイメージをボンベイ・サファイアの方にお伝えして、あまりハードなものではなく、ナチュラルで美味しいカクテルを作ってくださいってお願いしたんです。」
確かにハーブモチーフのカクテルは、昨今とみに人気が高いが、今回のオリジナル・カクテルがユニークなのは、「ハーブティー」を使っている点。まずレモングラス、ミント、タイムによるハーブティーを作り、冷やしておくという手のこんだプロセスが事前にあるのだ。そしてボンベイ・サファイアにそのハーブティーを加え、フレッシュマスクメロン、ナチュラル・シロップを合わせ、生い茂る緑をイメージしたハーブを飾っている。森田氏とボンベイのコラボレーションによる「カモフラージュ・ラ・シェーズ」は、ナチュラルな素材をふんだんに使い、手間をおしむことのない、名実ともに贅沢な一品に仕上がった。それは気づけば、森田氏の手によるデザインとも同じだ。
「そう、僕のデザインは一見、こうしたナチュラルさとは離れているイメージと言われることが多いんですが、実は素材には土や布といった有機的な素材を多く使っていて、フォルムではなくスタイルということでは、実際はかなり自然志向なんです。やっぱり、オリジナリティを追求していくと、どうしても最後は自然というところに帰っていく。たとえばコストや労力が増えたとしても、“生命”の持つ力強さ、美しさは、何にも代え難く魅力的なんです。だからこそ、このカクテルも美味しい。今回ボンベイ・サファイアには、そういったことでもシンパシーを感じましたね」
自然素材だからこそ醸し出される、しなやかさ、力強さ、そして美味しさ。「カモフラージュ・ラ・シェーズ」。森田氏とボンベイ・サファイアが相通じて持つ想いが見事集約されたカクテルといえよう。今回のコラボレーションで、カクテルそのもののプロデュースもやってみたくなったと語る森田氏。その日を楽しみに待ちたい。